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ヴォーカルスキルアップの記事

あふげばたふとし

Posted in in その他, エンターテイメントクラス, マイソングレパートリー, ヴォーカルスキルアップ

春の匂いがしてきました。

 

花粉も飛んできた?

ベランダで膨らむ桃の蕾に心躍らせるボーカル講師、椎名まさ子です。

 

先日から、花粉症気味の中1娘が、ちょくちょく鼻歌で「仰げば尊し」を歌っていた。

卒業式の練習が始まったの?と訊くと「音楽のテストに出るんよ」と言う。

フルコーラス、3番までの歌詞を覚えなければならないのだとか。

へぇ、それはいいことだ。

このアメリカ生まれの「仰げば尊し」も、「ふるさと」も「浜辺の歌」も、本当に美しい日本語だし大好きだ。歌詞を朗読するだけでもその素晴らしさにうっとりする。詩情にあふれ、日本人にしかわからない自然の美や季節の移ろいなどが見事に表現されている。そういう曲はたくさんある。

しかしながら、この頃の中高生らは、英語より馴染みがないのでは?というほど嘆かわしくも、意味すらわかっていない。

この類いの歌をレッスンで使うと、毎回愕然とする。

普段使い慣れないのだから仕方ないと言えばそうだが、なんとかならないものかしら、と常々思っている。

 

というわけで、娘の音楽の先生には強く同意。

今後もそういう感じでどうぞよろしくとお願いしたい。

 

さて、思い出すことウン十年前。

私の小学校の卒業式では、卒業生一同がこの「仰げば尊し」を歌い、私も母も式の後、真っ赤な目をしていた。美しい歌詞とメロディー、母の涙が今も心に焼き付いている。

 

 

せっかくなので記載しよう。

日本語の歌詞がつくられた明治17年を想い、当時の表記でおおくりします。

 

 

 

  あふげば尊し     

 

  あふげばたふとし。わが師の恩。

      の庭にも。はやいくとせ。

     おもへばいと疾し。このとし月。

     今こそわかれめ。いざゝらば。

 

  互にむつみし。日ごろの恩。

  わかるゝ後にも。やよわするな。

  身をたて名をあげ。やよはげめよ。

     いまこそわかれめ。いざゝらば。

 

  朝ゆふなれにし。まなびの窓。

  ほたるのともし火。つむ白雪。

  わするゝまぞなき。ゆくとし月。

  今こそわかれめ。いざゝらば。

 

 

 

いやぁ、深いですねぇ。

リアリティーはないけれど、心のヒダにせつなく滲みわたるではありませんか。

 

 

by椎名まさ子

(「ヴォーカルスキルアップ」「マイソングレパートリー」「エンターテイメントクラスヴォーカル」担当講師)

イベントソング

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クリスマスイヴの夜、ローストチキンをやめて毛ガニをたらふく食べた椎名まさ子です。
 
みなさんはクリスマスソングを歌いましたか?
 
ワタシはけっこう歌いましたよ!
大好きなThe Christmas Songや、White X’mas、聖しこの夜、、、
不思議です。この限られたシーズンにしか歌わないこれらの曲が、クリスマスを連れてくるみたい、、
 
ワタシが子供の頃には、今のようにポップではなくアメリカの匂いがプンプンするジャズテイストのクリスマスソングが町中に溢れていました。
ちょっとハスキーでパンチの効いた白人女性のボーカル、バックはご機嫌なビッグバンド。クラリネットやトロンボーンの華やかなフレーズがクリスマス気分を掻き立てていました。
 
三角帽子を被ってクラッカーを鳴らしたり、今思えば木っ端恥ずかしいようなこともしていました。
アイスケーキを囲んだ、一つ屋根の下の家族のクリスマス。高度成長期のニッポンの佳きメモリアルイベントだったのではないでしょうか?
そしてこのイベントの仕上げに、お決まりの「聖しこの夜」を歌うわけですが、必ずといっていいほど「まぶね」と「み母」、「いとやすく」と「夢やすく」「すこやかに」とかの、歌詞が合わなくて揉めたりするわけです。ま、それもまた楽しい思い出。
 
キリスト生誕のようすを歌ったこの曲。ちなみにワタシは仏教徒ですが、幼稚園と大学がカトリックだったからか、違和感はありません。むしろ懐かしいような想いがします。
それは、きっとそこに家族の思い出が重なっているからでしょう。
 
来年のこの時期、またあの歌がシーズンを連れて来てくれるまで、この想いをあたためておこうと思っています。
 
さあ、そして
お正月にもたくさんの歌がありますね。
大きな声で歌って佳き新年を迎えたいと思います。
 
ではみなさま、輝かしくよいお年を。
by椎名まさ子

(「ヴォーカルスキルアップ」「マイソングレパートリー」「エンターテイメントクラスヴォーカル」担当講師)

自分の声で

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一気に秋が深まりましたね。
急激に寒くなったからか、何年かぶりに風邪をひいてしまった、痛恨の声枯れボーカル講師、椎名まさ子です。
 
先日、近所の中学校の文化祭をたずね「合唱コンクール」なるものをチラと聴いてきました。
日本全国どこの中学校でもなぜか開催される、クラス対抗のあのイベントです。
思春期の、特に男子生徒らが「なんでオレらがこんな恥ずかしいことしなきゃなんねぇんだよぉ」と舌打ちしながらシラケた顔で練習する、アレですね。
でも中には熱心な子もいるようで、この日も指揮者や伴奏者にたくさん男子がいました。それにステージでは男女ともどの子も一生懸命に見えました。いやぁ、みんな可愛かったです。
 
さて、合唱というものは、いざ取り組んでみると意外に難しく、しかもハモるとたいへん楽しいので、この頃のこういった経験が引き金となって一生ハマってしまう人がいます。合唱そのものにハマった場合は、やがては社会人コーラスなどへ辿り着きその人のライフワークとなり得たりするでしょう。また、合唱が音楽の方面へ進むきっかけとなることもあります。たとえば、その後クラブ活動として「合唱部」に入り、そこから歌うことに更に取り憑かれその道の専門学校へ進む、というのがひとつのパターン。実はワタシもそのひとりです(笑)。
 
さて、なりゆきでなんとなく身に付いてしまった合唱の発声を、そのまま力技で?声楽の道へ縺れ込ませてしまったような場合、後々になって「発声にゆき詰まる」という局面に出くわしたりします。
学生の合唱などでは、特色のある個性的な声よりも、なんとなく「ひゃー」という裏声な感じの、声帯がきちんと合っていない状態の所謂ファルセットと呼ばれる声に近い方が、ビブラートも少なくきれいに聴こえ混ざりやすいので好まれます。一人で歌う場合でも音楽性や歌心がしっかりあれば暫くはそれでなんとか成り立ってしまうのです。まだ身体や声帯が成長の途中で整っていない年頃ではなおさら「いずれきちんと勉強して」と、先送りにされがちです。
そうして、ずいぶん後になって「自分の声探し」が始まってしまう訳です。
もちろん、合唱は素晴らしいもので、それ自体に原因があるわけではありませんが。
 
ティップのボーカルアドバンスクラスでも、そういう類の悩みを多くの子が抱えています。
コンコーネやイタリア歌曲、日本歌曲、ミュージカル、、とさまざまなジャンルの楽曲をとりあげ、視野や音楽観を広げたいと考えているクラスですが、こと発声に関しては、「どうしてあの時指摘してくれなかったのか」ということのないよう、可能な限りひとりひとりの声を聴き、真実を伝えるよう努めています。
 
世界にただひとつ、一種類しかない声なのだからこそ、本当の「自分の声」を手に入れたいとは、誰もが願うこと。
その声を自由自在に使って、たくさんの楽曲を思う存分に歌えたら、きっと人生は楽しいですね。
by椎名まさ子

(「ヴォーカルスキルアップ」「マイソングレパートリー」「エンターテイメントクラスヴォーカル」担当講師)

四季折々の

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暑いの苦手、自称ペンギン女。
クールでクールビズなボーカル講師?椎名まさ子です。
 
今年の夏はまた酷く暑かったですねぇ。
身の危険を感じるほどの暑さに、大好きな海にもプールにも、 花火大会へもキャンプへも、ついに一度も行けませんでした。
ワタシのこの夏の思い出は「ひたすら暑さと闘った」でした。
 
 
「夏の思い出」という歌がありますね。
江間章子作詞、中田喜直作曲、避暑地の名所、尾瀬の夏を歌った叙情的な名曲です。
女声合唱曲としてもあまりにも有名なこの歌、誰もが一度は口ずさんだことがあるはず、、と思いきや、最近の中高生にはさほど知られていないようで、少し残念。
 
古めかしさを微塵も感じさせない優美な日本語に、言葉の抑揚を見事に生かした柔らかで美しいメロディーライン。まさに「巧みの技」満載の秀逸さ。
 
 夏が来れば 思い出す
 はるかな尾瀬 遠い空
 霧の中に浮かびくる
 やさしい影 野の小路
 水芭蕉の花が 咲いている
 夢見て咲いている 水のほとり
 石楠花色に黄昏れる 
 はるかな尾瀬 遠い空
 
野生の水芭蕉を訪ねて野を歩き、 霧に包まれた石楠花色の夕暮れに佇む。
そんな時のひとひらに美しさを感じ取る日本人の感性。
永遠に失いたくないですね。
 
 
終わりゆく夏を惜しむ蝉時雨が聴こえてきます。
「虫の声」を愛でることができるのは、世界広しといえど日本人くらいのものだそうです。
これからは秋の虫の音の季節。
楽しみです。
 
せっかく四季があるのですもの。
夏には夏の、秋には秋の歌を。
by 椎名まさ子

(「ヴォーカルスキルアップ」「マイソングレパートリー」「エンターテイメントクラスヴォーカル」担当講師)

梅雨の過ごし方

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気ままなノンジャンルボーカル講師、椎名です。

 

梅雨真っ只中でございます。

雨続きは鬱々としてイヤですが、湿度が高いのは喉によいですね。

ボーカリストに優しい季節、梅雨。

 

「ジメジメ」も、よい言い方をすれば「ウルウル」ということ。

人間もこころ潤って過ごしたいものです。

 

さて

こころ潤うためには、やはり音楽が不可欠。

梅雨に似合う曲を、ウルウルと思い浮かべてみましょう。

 

「雨」にまつわる名曲は世界中にたくさんあります。

 

クラシックでは「ショパンの雨だれ」「ドビュッシーの雨の庭」「ブラームスのバイオリンソナタ 雨の歌」など。

映画音楽では「雨に歌えば」「シェルブールの雨傘」とか。

ポップスでは「悲しき雨音」「雨の日と月曜日」「雨に濡れても」「パープルレイン」「雨を見たかい」etc.

「雨」という、そのもののタイトルも、シャンソンやカンツォーネ、タンゴにはたくさんあります。

日本の曲では「雨ふりくまのこ」「てるてる坊主」「城ヶ島の雨」「冷たい雨」「雨の慕情」「氷雨」「はじまりはいつも雨」「たどりついたらいつも雨ふり」「雨上がりの夜空に」などなど…数えきれませんね。

 

雨って、人を、静かでロマンティックで、ちょっぴり切ない気分にさせる力があるのでしょう。

そんな歌詞が多い気がします。

 

素敵な「雨」の歌をたくさん聴いて、歌って、梅雨を楽しもうではありませんか。

 

 

ちなみにワタクシは

雨の日の午後、ぬるいミルクティーなど飲みながら、ぼんやりと窓の外を眺めるのがなにより好きでございます。

Gentle Rain でも聴きながら…

 

結局は梅雨が好きなのかもしれません。

 

というわけで

しっかりと、こころ潤わせて、Tip!でお待ちしています。

 

 

by椎名まさ子

(「ヴォーカルスキルアップ」「マイソングレパートリー」「エンターテイメントクラスヴォーカル」担当講師)

 

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